2012年5月26日土曜日

いいてんき。 晴れだよ。タオルを洗ったよ。

その時 私は高校生だった…

高校生のころ 学校とは別に 
ちょっと???と思うような
付き合いをしていた人たちのことを 思い出す。

そのころ 私は大学生主催の
「漫画同好会」なるものに入会していた。

漫画家になりたい と思う人のための同好会だけど
活動的には あまりたいした事なかったような気がする。

まとまった作品を発表していたのは
その同好会の会長だけだったし。
月いちの会報 と ときどきオフ会もあったりした。

オフ会は一度だけ参加した
なぜか 高尾山に登ったんだよね 。。。

今思うと 変な企画。。
漫画家志望の集まりなのになぜ山に登るのか?

その後は その時に仲良くなった人と 時々会った。

今考えると 微妙に変なのでちょっと思い出してみる。

ちょっと変な3人 一人は なんか華奢なきれいな顔をした男の人で
彼の仕事はなんだったのか? 

一度 夏の暑い盛りに
「夏祭りのポスターを描くんだ 手伝いに来ない?」 と誘われた。
なぜか 手伝いに行った。

特別、親しかったわけではない…
オフ会で一度会っただけだ。

その時 私はけっこう本気で
漫画家とか イラストレーターに憧れていたので
そういう商業用のポスターを描く現場を見たかったのだった。

。。。でも・・いってみたら 4畳半一間のアパートで 
彼が汗だくになりながら 描いていたのは 盆踊りのお知らせだった。

そして 私に手伝わせながら 「イラストレーターとは」を
えんえんと語っていた。

私は始めて使うスプレー絵の具で
肌色を塗ってね という指示に 
「はい」 と言いながら 青で着色して
盆踊りのポスターは いっぺんに お化け屋敷の宣伝になってしまった。

二人目のひとは ひげもじゃのおやじ。

だけど 実際は若かったんだよね。
彼は 一応プロの漫画家であった。

エロ漫画だけど。。
それも有名な…じゃなくて本当に怪しい販売機で売られるような本の
さらに代替用の漫画だった。

彼は新宿の喫茶店で私に
「漫画家になるには」を熱っぽく語った。 

 
三人目は女の人で このエロ漫画家の人と同棲していたが
もともと恋人なのかと思っていたら 例の高尾山のオフ会で
知り合ったんだって……

それを聞いたのは病院でお見舞いの時だ。

彼女は辛いものがとてもとても好きで……
タバスコを1本飲んで入院していたのだ。

。。何かにタバスコを一本かけたのでは ない!!
そのまま ストレートに 飲んだのだそうだ 
(  )ノ_...オエェ...

でも すごく元気そうでエロ漫画家のことを
見舞いにも来ない!! とののしり 
本当なら2本飲めるのだと
私に向かってひどく憤慨していた。

このあと さらに同じ同好会の中から
ちょっと変な人と知り合い
初めてのコークハイに うまいうまいとお代わりを続け
止められても 飲み続け泥酔し
飲ませてくれたその人のベッドに ゲロをぶちまけた。

映画好きの副会長の 映画マラソンにつきあわされ
朝から 最終まで映画を見続けた。
それもロードショーなんてしゃれたものではなくて
なんだか自主映画のような 誰も知らないような
そんなものだ。

たぶん 大学の友達の作った映画とか
そんなんじゃないかと思う。

彼らと会うと なんだかすごく非日常な気分になった。
今の高校生には そうでもないのかな。

あの頃はまだまだ 高校生なんて 世間も狭く
親の監視下に置かれたつまらない世界の住人だった。


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「すみや裏口」の前身
「rudoのあれこれ」より 抜粋。
あー 時は流れ
流れ
流れ
どんどん流れ
おぼれる寸前。

かわりに浮上中の娘っこは
本日 体育祭。
さっき覗いたら 障害物競走にて
米袋に 詰まっていた。


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