2013年6月10日月曜日

無計画書房は第2回福岡ポエイチに参加しました

2013年6月9日(日)
第2回福岡ポエイチ
無計画書房として出展いたしました。




















出展物は
てきすぽどーじん 6号』
『きた★たん 北九州市短編・掌編集』
ロクコの集合
でした。
きた★たんはなんと完売いたしました!

ブースには山田が座っていたのですが、
たくさんの人に出会え、とても濃密な空間でした。

お買い上げいただいた方々、
交流していただいたサークルのみなさま、
制作に関わってくれたメンバー、
そして応援し見守っていてくれたみなさま、
ほんとうにありがとうございました。



山田の個人的なレポはこちら。

とりあえずのほんだな: 第2回福岡ポエイチに出展してきたのですよ

2013年6月9日日曜日

てきすとぽい上半期ベスト掌編を決める!?

上半期ベスト掌編についての経緯は、こちらをご覧ください。
http://togetter.com/li/516034



◇ 要件(上半期の場合)

投票期間:7月1日開始で、一ヶ月くらい?
対象作品:6月30日までに、審査期間が終了しているイベントの全作品
※オンラインで無料公開されていない作品がある場合は、除外するか注釈を付ける?

・下半期の場合、年間ベストも同時開催になるかどうか(年末が近付いてから検討)。
・作品審査に関しては、やはりそれぞれのイベントが主役、上/下半期ベストはオマケの立場なので、あまり目立ち過ぎず気軽な感じに……。


◇ 仕様案

〈作品への投票〉

2013年5月30日木曜日

無計画書房は第2回福岡ポエイチに出展します

お久しぶりです。山田です。
6月8日と9日に『福岡ポエイチ』という
文学系同人誌の展示即売会が開催されるのですが、
無計画書房は9日の方に出展します。

ブースには山田がいると思います。
むしろ山田しかいないと思います。


【出展日】 2013年6月9日(日)
【開催時間】12:00-17:00
【場所】 リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1F 2コ1多目的スペース
【内容】 文学系同人誌の展示即売会および交流会
【料金】 入場無料
【出展内容】
『てきすぽどーじん6号』
すでに閉鎖された超文系サイト「テキスポ」の作家たちによる同人誌です。
サイトが滅亡した後も、元気に活動を継続しています。
『きた☆たん 北九州市短篇・掌篇集』
北九州市の7つを舞台にした小説や詩を集めてみました。
『ロクコの集合』
山田佳江の個人誌。短編小説です。
(あと、フライヤーなんかも置いてあると思います)


福岡ポエイチの詳細はこちらのサイトです。

福岡ポエイチ
http://poeiti.yu-nagi.com/


会場でお会いできるのを楽しみにしています。

2013年5月6日月曜日

第参回 10分ついのべバトル 跡地

概要
出されたお題にそったtwnovelを10分間以内で書くという企画です。



日時
夜の部 5/24 23:00~ 
お題は「甘」でした。

 
昼の部 5/25 13:00~
お題は「機械」でした。

参加資格
Twitterのアカウント持ってる方ならどなたでも

ルール
出されたお題にそったついのべを10分間で書く
参加意思表示としてハッシュタグ #10MTWN をつけてください。

タイムスケジュール
23:00(夜の部)/13:00(昼の部) お題発表・執筆開始
お題発表は本記事と茶屋がtwitter(@chayakyu)でつぶやきます。

↓   執筆

23:10/13:10 終了

↓   

まとめ発表(Togetter利用)
まとめられるのが嫌である場合は主催者ツイッターアカウント(@chayakyu)あてに申告していただければ幸いです




因みに前々回、前回は↓な感じでした。


第一回
10分ついのべ 跡地

夜の部 まとめ

昼の部まとめ


第弐回 
10分ついのべバトル 跡地


夜の部 まとめ

昼の部まとめ




バトルなので今回はてきすとぽいにて投票を行います。
メインはあくまでライヴ感のあるついのべ執筆ですので、投票・感想については二次的なものとお考えいただければ幸いです。


賞金・賞品などは御座いません。

ご意見等お待ちしております。

2013年5月1日水曜日

「来たれ てきすとぽい作家! 800字小説バトル」について


※以下は、とりあえず未決定です。


1.「800字小説バトル」参加者募集 
3つのお題を参考に、800字くらいで掌編小説を書いて投稿してください。
投稿作品の中から、☆投票&企画者の選考ののち、グランプリ&入選作が選ばれます。

800字という限られた文字数で世界と人物を描き、
さらにストーリーを展開させるのは至難の技。
ここは書き手の技と意地が炸裂、激突し、切磋琢磨の闘技場のようになること間違い無し。
腕まくりをしてのご参加をお待ちしてますー!



2.募集要項
◆応募資格
てきすとぽいにログインできる人

◆投稿ルール
次の基本設定を参考に、800字で掌編小説を書いてください。

※空白とか改行とか、そこら辺は気にしないで良いです。
何となく800字くらいになっていれば無問題です。

◆基本設定

【  】
【  】
【  】

※基本設定は使っても使わなくても無問題です。

◆投稿方法
投稿ルールに沿った内容で、てきすとぽいへテキストを投稿してください。
そして投票・審査期間が始ったら、みなさんで投票・コメント記入してみてください!

◆募集期間
5月3日(金)~5月19日(日)

◆投票・審査
5月20日(月)~5月28日(火)

※一般からの☆投票と、企画者による審査を行います。

◆結果発表
5月31日(金)の夜 (予定)

◆懸賞
☆投票1位の作品に、「第一回てきすとぽい800字小説バトル・グランプリ」
入選作品には、「第一回てきすとぽい800字小説バトル・入選」
それぞれ、称号を授与します。

※入選数は、全応募作の3分の1前後の予定です。

◆入選作の扱いについて
入選作品は「800字文庫」として編纂し、パブー上にて無料公開、
また、ツイッター等での宣伝を行います。

注意)
投稿規定に沿っていない作品は、原則として掲載されません。
「800字文庫」に編纂する際、作品の一部を編集する可能性があります。



3.ちょっとした注意&ご意見場所
※何か不明・不審な点があったら、コメントか、ツイッターにてご指摘くださいー。

1)てきすとぽいって何なの? どしたら良いの?
てきすとぽいは、制作途上の、競作・共作サイトだそうです。
アカウント作成方法なんかは、こちらをご参照ください。
http://text-poi.net/guide/profile/account.html
とりあえず投票イベントの「作品を投稿する」ボタンから小説を投稿してみてください!

2) 投稿後の修正、改変について
少しくらいなら問題ありませんが、あんまり改造すると、
読者・審査員が混乱しますので、ほどほどにしてくださいませ。

3) 複数投稿は?
歓迎しますー。 

4) エッセイか詩なら書けるけど
小説バトルなので、「自分の中では小説です」と言い張れるものにしてください。

5) 入選作って誰が決めるの?
基本的に一般投票結果と、あとは主催者の独断で決めます。

6) 称号なんかいらん、金くれ
賞金にする元手をいただけたら考えます。

7) まとめ本て何? 人の小説で儲けようとしてんの?
まとめ本は無料で公開します。


その他ご不明・ご不審な点は、こちらにお寄せ下さいー!

2013年4月18日木曜日

標高

標高が高くなるほどに
孤独が身を削いでいき
置いてきた荷のことを思う

山頂も
目的地も
まるで見えないのに
迷いなく
歩むふりをする

どこかで下山しなければいけない

山の中腹で死ぬか
良くても山頂で死ぬか
そのどちらかだ

2013年4月14日日曜日

僕は彼女に恋をした


 僕は彼女に恋をした。
 恥ずかしながら、一目惚れだ。
 初めて彼女を目にした瞬間、曇っていた世界が晴れ渡り、今まで見ていた世界が嘘だったかのようだった。
 でも、彼女を見たのは一瞬だけ。
 すぐに彼女はどこかへ消えてしまった。
 僕は慌てて彼女のいた場所へ走って行って見たのだけれど、見つける事はできなかった。
 見つけて、それでどうするつもりだったんだ?
 声をかける?
 一目惚れしましたって?
 それとも、お茶でもいかがですかって?
 そんなこと、小心者の僕にはできないのは嫌なほどわかっていたけど、それでも探さずにはいられなかったんだ。だって、それが恋ってもんでしょ?
 それ以来、彼女のことが頭から離れなかった。
 一瞬だけ見えた彼女の姿。
 霧のようにぼんやりと、幻想的で白い肌。
 影のように黒い髪。
 彼女の笑顔。
 笑い声。
 いつの間にか僕の脳みその中に彼女が住み着いてしまっていて、思わぬところ彼女が顔を覗かせる。
 横断歩道、曲がり角、高校の校舎。
 そんなところにいないはずの彼女を見かけては、わかってはいながらも、ついつい追いかけてしまう。
 そして、いつも彼女の幻想を追いかけて、知らない場所に迷い込んでしまう。
 恋の病とはよく言ったもので、日常生活に支障が出るほどに僕は彼女に恋をしていた。

 そんな、ある日。
 僕は彼女の噂を聞いた。
 間違いないと思った。
 間違いなく彼女だ。
 もうこの街にはいないかもしれないと思っていたけれど、まだこの街にいたんだ。
 会えるんだ。
 僕は胸を躍らせ、彼女との出会いばかりを想造するようになった。
 街角で突然出くわす。
 学校の廊下ですれ違う。
 どう、声をかければいいのだろう。
 幾つもの妄想をいだいてはそれを打ち消していく。

「一目見た時から、君のことが好きでした」
 彼女は驚いたように僕の顔を覗き込む。
「今も好きです」
「本当に?」
 彼女の声は、綺麗で、可愛い。まるで森の小鳥の囀りのようだ。
「今更、嘘なんて付きません」
「嬉しい」
 彼女の笑顔はとても美しい。人を幸せにする笑顔だ。
「でも、残念」
 彼女は目に涙を浮かべる。宝石のようにきらびやかで、澄んだ涙。
「どうしてですか?」
「だって……」
 彼女は俯いたまま、黙りこんでしまう。
 困ったな、と僕は思う。
 もう、時間がないのに。
 分断された腹からは止めどなく血が流れ出し、時折、吐き気とともに血の匂いが口の中に広がる。
 もっと彼女と話したいのに。
 さっきまでくっついていた僕の下半身を、ぼとりと取り落とす。
 頬を伝った涙が、僕の鼻に落ちた。
「泣かないで下さい」
「でも……」
 僕は間もなく死ぬだろう。
 助かる見込みなんて無い。
 でも、僕は今、幸せな気分で満たされている。
 ただ、欲を言えば、彼女ともっと話していたかった。

 彼女はテケテケ。
 
 名前はまだ教えてもらっていない。


 了


 <テケテケを知らない人のための補足>
  都市伝説アーカイブストップ
  現代妖怪 > テケテケ
  http://www.td-archives.net/a01/post-2.html