2013年11月30日土曜日

【裏切り者を】クリスマスイヴぼっち小説大賞【炙り出す】 草稿


クリスマスが今年も、やってきやがるんだぜ。
おいおいまじかよ。なんてこった。
くそ、もう間に合わねぇ。あいつを止めることなんでできねぇんだ。
……。
おい、どうした?
実は、俺、彼女が……。
裏切り者め!くたばれ!!



ってわけでぼっちの皆さん。こんにちばんは。
今年もクリスマスがやってきます。どっから湧き出てきたんだと思うぐらい町中にカップルがあふれる日ですしね。
どこへいってもカップルカップル。ぼっちの皆さんにとっては非常につらい日です。
もう引き籠ってTwitterでも見るかと思ったら、なんか人が少ないぞ。
まさか、こいつ同じぼっち仲間だと思ってたのに。くそ!裏切り者か!
こいつも、こいつも、みんな裏切り者なのか!?畜生!
炙り出してやる!
裏切り者以外は小説を書くんだ。書かない奴は裏切り者だ。

って感じの企画です。


目的:クリスマスイヴにぼっちが小説を書き。それ意外は裏切り者だと思うことにする。
   ぼっちをテーマにしようかとも思いましたが、それだとちょっと精神的ダメージが大きいかもしれない。
日時:クリスマスイヴだこの野郎。21時から25時ぐらいだ馬鹿野郎。
参加資格:ぼっち。Twitterアカウント。
会場:てきすとぽい http://text-poi.net/(長めの小説用)およびツイッター(ついのべ用)
お題:当日発表

本文章は草稿につき、ご質問ご意見募集中。とりあえず、一週間ぐらいご意見募集して第二草稿をつくります。ご意見はコメント欄かTwitterアカウントchayakyuまで。



2013年10月11日金曜日

文研の思い出

 
ブンケン、というのは、大学の文学研究会の略称で、
大学へ入ったら小説を書くぞ、すごいことになるぞと息巻いていたあたくしが、
新入生歓迎会の折、酔っ払っていたY先輩から、
「ブンケンどうよ!」
と聞かれたのが最初で。

当時の文研は、ざっくり言って、
「究極超人あ~る」の光画部そのもので、
それは大方の、高校・大学の文系クラブが似たようなものだったと思うのだけど、
とにかく、そういうところであるのに加えて、当時の文研で特徴的だったと思われる点は、
1)前部長が、応援団と演劇部を掛け持ちする超ハイテンション。
2)現部長が体育会系マッチョにして圧倒的な詩人。
3)部誌発行が、年6回。
4)そして、社会人Tさんが、しれっと存在している。

部室で最初にTさんを目撃した時は、
「おお、顧問の先生か」
と思うたのだけれど実はTさん、聴講生で、
今年還暦だというから当時は四十代後半、

それでかれこれ文研に5年くらいは居着いているという、主のような存在でした。

「酒飲みに行くか」
と誘われ、ひょいひょい付いて行ったところから、以降かわいがられ、
それから4年間、毎週のようにうまい飯、うまい酒をご馳走になりまして、
4年間でいろいろ知り、学び、何よりうまい飯屋だの、バーだのを学んだのは、
何といってもTさんのおかげで、
Tさんがおらねば、あたくしは今でもワタミあたりで威張っていたことと思います。

当時、何よりあたくしに幸いだったのは、
入部した1年生が、あたくしを除いてみな女子だったことで、
女子ばかりを誘うのは気が引ける、よしおまえも来い、
という次第で(まあ、女子ばかりだとて気を引かせるような人ではござんせんが)、
まことに、ご馳走さまでした。


何せ飲んだくれて会話するばかりだったので、
何を学んだこれを学んだということはほとんど出てこないのですが、
あたくしの身についた性質のいくらかは確実にTさんに鍛えられ構成されている次第であって、
そのTさんがとうとう還暦だというのであれば、
是非ともお祝いせねばと思うている次第なのであります。

2013年8月10日土曜日

I project

「計画の進行度合いは?」

 開口一番、Mr.Hは言った。
 最近のMr.Hはいつもそうだ。Iプロジェクトのことばかり気にしている。
「順調です」
 いつもどおり、私はそう答える。
「きっとうまくいくでしょう」
 そう言って、やっと仕事の話が始められるのだ。

「いつになったら完成するのだろうな」

 別の仕事の合間にも、Mr.HはIプロジェクトのことばかり気にしている。
「きっとうまくいきますよ」
 いつもどおり、私はそう答える。
「あの計画は、我々の組織だけに重要なのではない。もしかしたら、我々の世界を変えてくれるかもしれないんだ」
 Mr.Hの目は虚ろだ。すっかり計画にとり憑かれてしまっている。
 同時に進行する様々な任務のことなど目に入っていないかのようだ。

「これは計画とどう関係するんだ?」

 ついにMr.Hは他の任務の時にまで、Iプロジェクトのことばかり気にし始めた。
「え、それはどういう?」
 さすがにこれは私も受け流すことが出来なかった。
「寝ぼけているのか?今、組織は計画に全力を注いでいるはずだ。関係ないはずないだろう」
 Mr.Hは冗談を言っているわけではないようだった。
 Iプロジェクトの呪いはだいぶ進行が進んでいるようだ。

 呪い。
 
 いや、亡霊といったほうが適当かもしれない。
 規模が大きく、組織内でも最も期待された計画だった。
 だがIプロジェクトは既に存在しない計画だ。
 プロジェクトの中止が宣言され、プロジェクトメンバーは解散され、評価の高かったサブプロジェクトは別名称のプロジェクトとして継承された。
 そしてMr.Hはそのプロジェクトの中核にいた。
 計画が死んだことは、知らないはずがない。むしろ、計画中止前には中止の阻止に、後には計画復活や継承計画の立ち上げに奔走したのだ。
 けれども、Mr.Hはそんな事がなかったように振舞っている。
 Mr.Hがおかしくなってから、私は何度も、計画が死んだことを告げた。
 けれども、彼は信じなかった。

 笑い飛ばしたり  「そんなわけないだろ」
「計画が消えるはずがない!」  殴りかかってきたり
 泣いてみたり   「あれは救世主なんだ。私を救ってくれるんだ」
「…………」   無視してみたり

 ついには私は諦めて、Mr.Hに適当に合わせることにした。
 彼は亡霊の呪縛から逃れることができるのだろうか?
 彼は本来の任務を見失わないで要られるだろうか?
 全ての計画がIプロジェクトに見え始めた彼はどこに向かうのだろうか?

2013年6月10日月曜日

無計画書房は第2回福岡ポエイチに参加しました

2013年6月9日(日)
第2回福岡ポエイチ
無計画書房として出展いたしました。




















出展物は
てきすぽどーじん 6号』
『きた★たん 北九州市短編・掌編集』
ロクコの集合
でした。
きた★たんはなんと完売いたしました!

ブースには山田が座っていたのですが、
たくさんの人に出会え、とても濃密な空間でした。

お買い上げいただいた方々、
交流していただいたサークルのみなさま、
制作に関わってくれたメンバー、
そして応援し見守っていてくれたみなさま、
ほんとうにありがとうございました。



山田の個人的なレポはこちら。

とりあえずのほんだな: 第2回福岡ポエイチに出展してきたのですよ

2013年6月9日日曜日

てきすとぽい上半期ベスト掌編を決める!?

上半期ベスト掌編についての経緯は、こちらをご覧ください。
http://togetter.com/li/516034



◇ 要件(上半期の場合)

投票期間:7月1日開始で、一ヶ月くらい?
対象作品:6月30日までに、審査期間が終了しているイベントの全作品
※オンラインで無料公開されていない作品がある場合は、除外するか注釈を付ける?

・下半期の場合、年間ベストも同時開催になるかどうか(年末が近付いてから検討)。
・作品審査に関しては、やはりそれぞれのイベントが主役、上/下半期ベストはオマケの立場なので、あまり目立ち過ぎず気軽な感じに……。


◇ 仕様案

〈作品への投票〉

2013年5月30日木曜日

無計画書房は第2回福岡ポエイチに出展します

お久しぶりです。山田です。
6月8日と9日に『福岡ポエイチ』という
文学系同人誌の展示即売会が開催されるのですが、
無計画書房は9日の方に出展します。

ブースには山田がいると思います。
むしろ山田しかいないと思います。


【出展日】 2013年6月9日(日)
【開催時間】12:00-17:00
【場所】 リノベーションミュージアム冷泉荘 B棟1F 2コ1多目的スペース
【内容】 文学系同人誌の展示即売会および交流会
【料金】 入場無料
【出展内容】
『てきすぽどーじん6号』
すでに閉鎖された超文系サイト「テキスポ」の作家たちによる同人誌です。
サイトが滅亡した後も、元気に活動を継続しています。
『きた☆たん 北九州市短篇・掌篇集』
北九州市の7つを舞台にした小説や詩を集めてみました。
『ロクコの集合』
山田佳江の個人誌。短編小説です。
(あと、フライヤーなんかも置いてあると思います)


福岡ポエイチの詳細はこちらのサイトです。

福岡ポエイチ
http://poeiti.yu-nagi.com/


会場でお会いできるのを楽しみにしています。

2013年5月6日月曜日

第参回 10分ついのべバトル 跡地

概要
出されたお題にそったtwnovelを10分間以内で書くという企画です。



日時
夜の部 5/24 23:00~ 
お題は「甘」でした。

 
昼の部 5/25 13:00~
お題は「機械」でした。

参加資格
Twitterのアカウント持ってる方ならどなたでも

ルール
出されたお題にそったついのべを10分間で書く
参加意思表示としてハッシュタグ #10MTWN をつけてください。

タイムスケジュール
23:00(夜の部)/13:00(昼の部) お題発表・執筆開始
お題発表は本記事と茶屋がtwitter(@chayakyu)でつぶやきます。

↓   執筆

23:10/13:10 終了

↓   

まとめ発表(Togetter利用)
まとめられるのが嫌である場合は主催者ツイッターアカウント(@chayakyu)あてに申告していただければ幸いです




因みに前々回、前回は↓な感じでした。


第一回
10分ついのべ 跡地

夜の部 まとめ

昼の部まとめ


第弐回 
10分ついのべバトル 跡地


夜の部 まとめ

昼の部まとめ




バトルなので今回はてきすとぽいにて投票を行います。
メインはあくまでライヴ感のあるついのべ執筆ですので、投票・感想については二次的なものとお考えいただければ幸いです。


賞金・賞品などは御座いません。

ご意見等お待ちしております。